海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス「やる気」出してますか?何をするにも、「やる気」は大事ですよね。

偉そうなこと言ってますが、私もブログの更新をきちんと行うのは結構大変なので、「やる気」を維持するのは死活問題です。ちょっとでも気を抜くと、「もうこんなことやめてもいいんじゃないか・・・」と思ってしまいそうです。

 

そんなこともあり、また自分がやっている仕事のこともあり、「やる気」に関する研究は結構してきました。例えば、「やる気」を高めるやり方として一般的には

  • 好きなことをやる
  • 友達とやる
  • 少しずつやる
  • ご褒美を出す

 

などなど、色々とありますが、今回ご紹介する本は「やる気」に関して一つ、重要な示唆を与えてくれました。著者は脳科学者の池谷裕二氏および糸井重里氏。

 

 

著者の池谷氏が主張する「やる気」に関する研究で、最も「ほほぉ」と思った一言が、

「やりはじめないと、やる気は出ません。脳の側坐核が活動するとやる気が出るのですが、側坐核は、何かをやりはじめないと活動しないので。」(ほぼ日刊イトイ新聞)

というものです。

 

側坐核と言うものについて調べてみると、

側坐核(そくざかく、英: Nucleus accumbens, NAcc)は、前脳に存在する神経細胞の集団である。報酬、快感、嗜癖、恐怖などに重要な役割を果たすと考えられている”

どうやら「快楽中枢ではないか」という示唆もあり、非常に感情にとって重要な脳の部位のようです。

 

 

個人的な解釈だが、「やる気がでない」と言うのは、単純に「まだ始めていない」の単なる言い換えに過ぎないではないかと思う。

「勉強のやる気が出ません」⇒まだ勉強を始めていません

「仕事のやる気が出ません」⇒まだ仕事を始めていません

 

これが真であれば、自己啓発や「マインドセット」は不要で、単にとりかかりさえすれば、あとはやる気がそこから生まれる、という話のようです。

 

たしかに、ブログも一度書き始めてしまえばやる気云々で悩むことはないし、ランニングをする人も、とにかく走りだせば大丈夫、なんてことも聞く。

とすれば、

やる気を出すことは、「とっかかり」を作ることがもっとも重要だ、ということになるのではないか。

 

 

そんなんことを思った本でした。

「やる気がでないんです」という悩みを聞いたら、こう答えるのが一番だ。

「とにかく何かを始めないと、やる気は出ないよ!」