先日、TERACOYAという起業に興味がある若者が集まるイベントに出させてもらいました。
実は我々の本業は、クラウドティーチャーズという、簡単に言うと家庭教師のマッチングサービスなんですが、そのWEBサービスを自分たちで開発し(ひとまずなんとか完成させた)、それを運営する(自分たちで営業して、自分たちで改善して、自分たちで保守)することなのです。
いわゆるスタートアップ中のスタートアップカンパニーなのです。これからこのサービスを世間に問うて、いやユーザーにお聞きしながら本当によいものになるように改善することで、世界をより善い方向に(それをやると言える権利はあると言えるほどの大人にはなったと思う)少しでも近づけるサービスにしていきたいと思っています。
というようなことは頭の中ではわかっていても、いざそれを実践するにしても質、量ともに全然足りてないのでありますが、とりあえず会う人会う人にそんな話を片っ端からしていたら、拾ってくれる神がいたんです。
彼です。ホリエくんです。彼が我々ティネクトの活動に興味を持ってくれて、このTERACOYAというイベントに呼んでくれました。彼は、私が東進ハイスクール大井町校の立ち上げをしたばかりの頃に生徒として入ってきたのですが、コイツはできるヤツだと思い、大学合格後そのままアルバイトをしてもらっていました。今から7年前の話です。
そんな彼が、大学を6年間も通い、卒業後はソフトバンクにちゃっかり新卒入社し、そしてたった1年でやめて、自分でお金貯めて起業してたんです。ミガクルっていう靴磨きの出張サービスを立ち上げていたんです。
元教え子だった子が、元バイトだった子が、部下でもなく、もちろん上司でもなく、社会人としてなんと同じステージに立ってるではありませんか!そんなオーサムでアメージングでハッピーなことはないです。
で、彼が「僕、TERACOYAっていう起業に興味ある大学生が集まるイベントの運営に関わっているんですが、セミナーブース空いているんで出展してみませんか」と開催3日前に言われ偶然かつ突然に出ることになったのです。
いくら出展が突然であっても、いざ出るとなったらこっちもやるしかないのです。家庭教師のマッチングサービスをつくりましたと、街でいくら声高に叫んでも、いい先生にはそう簡単に出会えるわけではないのですが、こういう場所には「意識高い系」大学生がけっこう集まっていて、セミナーブースとは言われていたものの、結局は自分たちの会社とプロダクトの説明ばかりしてたら、本当にいいヤツらに出会えたのであります。
1人目は彼です。現在、立教大学に通う加藤ユキヒトくんです。
彼はなんと、自分で家庭教師のマッチングサービスをつくろうとしてたらしいです。自ら起業セミナーにも通うくらい、熱を上げていて、実際に事業計画書までつくっていました。(恥ずかしながら自分たちにはそんなものはない)
見せてもらったら本当に考えていることが似てました。実はアイデアは単純なんです。「勉強を教えて欲しい生徒と勉強を教えたい先生を簡単に結びつける」というだけです。今のインターネット技術であれば比較的簡単にできてしまうんです。でも、それを誰もがやらないのは、それを信じてやる人は少ないからだと思います。
彼はTERACOYAに参加していたら「同じこと考えている人いる。しかももう作っちゃってる!」とビビッと来て、だったら「自分が先生をやった方が自分の考えていることって実現できるんじゃん」と思ったそうです。
彼は自分の今持っている力を生かして、児童養護施設の子ども達や貧困世帯の子ども達のために経済的な理由で学校外での学習にお金をかけられない生徒向けに授業をやりたと思っていたこと、それと地方にいる生徒でも、都会にいる先生の授業を簡単に受けれるようになったら地方と都会での教育の機会の格差の解消になるのではと思っていたそうです。
で、それができるかもって思って、このクラウドティーチャーズに興味を持ってくれたのでした。
彼はすぐにオフィスに遊びに来てくれて、カリキュラムを公開したのでした。
頭で考えていることがすぐ行動に結びつくような人っています。そういう人は思ったらすぐやっちゃうわけです。起業イベントに来るような大学生ってそんな人多いんだと思います。
手前味噌ではありますが、実際こんな感じで、やろうと思った人がとても簡単に自分のカリキュラムを公開できてしまうのがクラウドティーチャーズの良いところであります。自分もカリキュラムつくって公開したいという方いらっしゃいましたらぜひご利用ください。また加藤くんの授業は実際にすでに公開されています。ご興味のある方はぜひ一度加藤くんへお問い合わせください。カリキュラム名がリンクになっています。
今回の大学探訪記は、大学には行ってないですがこんな形で積極的、能動的に自ら求めて何かをしようとしている大学生もどんどん紹介していきたいと思います。ぜひぜひ、我こそはという方は(blogあっとtinect.jp)へご連絡ください。
(つづく)
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