ある会社で副業についての話が盛り上がっている。

testトップフラワーデザイナーに、
お花をオーダーメイドできるサイト
 
サービス名:Sakaseru
https://www.sakaseru.jp/
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経営者
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IT化されていないフラワーギフト市場に初めてITを持ち込んだ点は高く評価。経営者のナマの体験に基づくフラワーギフト市場の課題解決策は説得力もある。ただし、現在のところ日本には「花を贈る」という文化が根づいておらず、法人需要に依存している点が課題か。法人需要を本格的に取り込んでいくためには営業部隊を作っていかねばならず、今後のマーケティング営業戦略次第で浮きも沈みもする。経営者が技術者のため、今後は優秀なマーケターの採用が鍵となるだろう。

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ライター
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とりあえず社長の人間性がダントツで素晴らしい。5分というプレゼン時間を律儀に守り、資料も準備してくるあたりに人柄がよく表れていた。応援したい人が周りに集まる理由がよくわかる。花屋という古い業界をITでイノベーション起こそうとしているところが良いと思った。多分改善の余地はたくさんあるだろうし、既存の業界の人が自ら変わることはないと思う。ウェブの仕組み自体は他でも真似できそうなので、いかに早くトップフラワーデザイナーをいかに独占できるかとブランド認知(先手必勝の法則)が重要。花業界、花文化への思い入れも大事。

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人事コンサルタント
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偏差値38で勉強ができない、スポーツもできない、でもプログラミングならできるのではないかと思いついた高校時代、そこからエンジニアとして始まったオビさんの起業に至るまでのプロセスは、純粋に物事の興味関心、課題を解決するための「行動」の要素が強く、チャンスを作り続けている姿に共感を持ちました。sakaseruは順調に成長していくだろう、と思わされ、今後を追いかけたいと思いました。

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WEBデザイナー
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花屋の現場を研究しながらサービスを開発していることに好感が持てた。例えば、なぜ花屋が当日配送を行わないのか?→「面倒くさいから」ということを見抜いていたり、もともとはBtoCを想定していたのものが、企業ロゴの花をつくることでBtoB向けの商品を開発していたり、既成概念にとらわれずにサービスを現場にあわせて柔軟につくっており、そういったリアル店舗の花屋が気付いてないニーズを掘り起こせば、さしたるライバルも出ない間にいいところまでいけるのではないかと思った。

合計30

「最近、社員から「副業を認めて下さい」という話がたくさん上がってくるんですよ。」とその経営者はいう。

それを聞いた一人の役員が、

「認めるんですか?」と聞くと

「認めたくないね。なんとかならないかね」と経営者が言う。

 

役員は「なぜ副業を認めないのですか?」と尋ねた。

「んー、やっぱり本業に影響が出るとイヤというのはあるかな。」

「影響というと?」

「秘密が漏れたり、あとは本業に集中してくれなくなったり、と色いろあるんじゃないか。」

「秘密って、どんなのですか?」

「顧客リストとか、そう言った話だよ。」

「それは、副業を認めるかどうかとはあまり関係なくないですか?名簿を横流しするのは、別に副業に関係なくやる人はやると思いますが……。」

「ま、そりゃそうだが……。キミは一体どっちの味方なんだね。」

「私は客観的に見ているだけです。あと社長、本業に集中、というのは?」

「わかるでしょう。商売が気になって、うちの仕事が疎かになる。」

「だったら、株の取引やFXも禁止しなきゃですね。」

「ああ、あれは気になるな。仕事が手につかなくなる。」

「副業よりも、そっちを禁止したほうがいいんじゃないですか。」

「いや、そりゃマズいだろう。法律的にも」

「何いってんですか社長、副業も法的には禁止できないですよ。」

「あ、そうなの?」

「そうですよ。本業に差し支えないかぎり、あるいはウチの会社に不利益がない限り制限しちゃダメです。」

「……。いや、やっぱりダメだ。社員がなにか問題を起こしたら、ウチの会社のブランドが毀損する」

「じゃあ、飲酒も規制しますか?こないだウチの社員が酔って大声出して、「うるさい」と苦情が入りましたよ。」

「……。」

 

 

 

 

「っていうか社長、キレイ事ばかり言ってないで、そろそろ腹を割って話しましょうよ。なんで副業がイヤなんですか?」

「いや、絶対禁止って言うわけじゃないが。副業に割く時間があったら、ウチの仕事を頑張って欲しいと思わないのかね。」

「そりゃ私だってそうです。」

「じゃあ、副業はやっぱり……」

「社長、そうするんだったら、給料上げなきゃダメですよ。副業の分。」

「おまえ、一体どっちの味方だ。」

「社長、私は客観的に見ているだけと申し上げました。社員が副業に手を出すのは、給料が安いからです。そうじゃなきゃ、だれが好き好んで、副業なんて面倒なことやるんですか。」

「……。そうかもしれんね。」

「給与に関係なく副業やる社員は、そっちが儲かればすぐ辞めますよ。それは会社で囲えない人材です。諦めて下さい。副業を禁止なんてしたら、ますます反発するだけです。」

「……いや、それは本意ではない。」

「月5万円、全員の給与をあげてやれば、副業なんて、皆考えなくなりますよ。大体、副業で稼げる金額なんて、こんなものです。」

「ううむ…。それでウチの会社にコミットしてくれるなら、安いものか。」

「人件費が年間◯◯くらいあがりますけど。」

「◯◯か……。ぬうう。」

「副業、認めちゃいます?」

「おまえ、本当にどっちの味方だ。」

「だから、(以下同文)」

 

 

 

 

「それにしても、副業ごときでなんでこんなムカムカしなきゃならんのだ。」

「社長、わたし、さっきから副業に賛成という雰囲気の発言をしていますが、社長の気持ちもわかりますよ。」

「ああ?」

「こんなに社員のためを考えているのに、こんなに社員に尽くしているのに、振り向いてくれない、つれない部下たち。」

「そ、そんなことはないぞ。」

「ウチの会社を好きになってほしいのに、なんで他の仕事なんかに……。悔しいですよね。」

「う、ううう。」

「社長、女の子にモテなかったでしょう。わかりますよ。尽くせば尽くすほど、引かれてしまうあの悔しさ」

「だ、黙れ黙れ!わたしはそんな……。」

「社長、毅然として下さい。堂々とした人物に、皆惹かれるんです。副業禁止なんて、ケツの穴が小さいですよ。本業を面白くして、見返してやりましょう。副業の事なんか、忘れさせてやりましょう。」

「うむむむm。」

 

 

 

「なあ、ウチの仕事はそんなに給料が安くてつまらないかね。」

「そんなことはないと思いますが」と役員は答える。「しかし、もう社員を小さい世界に閉じ込めておくのは限界かと。ウチもそこまで高い給料を払えない、というのもあります。」

「……。」

「大手企業では、副業可に切り替えている会社もかなり出てきています。禁止するよりも、この際、一定のルールを決めてしまうのも手かと。例えば「ウチの競合になるようなビジネスはしない」とか、「ウチの顧客に対する商売はナシ」とか。」

「そうだな。そのへんは守ってもらわんと。」

「そうすれば、むしろ社員から「新しい人脈」や「新規事業のアイデア」が得られるかもしれません。それはそれでアリです。」

「なるほど。」

「では……。副業を可ということにしますか?」

「わかった、ルール作りを進めてくれ。」

「わかりました。」

「……。ところでおまえ、やたらと副業に詳しいな。」

「そ、そうでしょうか?」

「なーにが「客観的」だ。事前調査もバッチリじゃないか。法律まで調べたのか。」

「え、え」

「さてはお前……。やってるな。」

「ま、ま、社長。」

「まったくお前というやつは……。ところでどれくらいやってるんだ。」

「へへへ…。社長、1つご相談なんですが、私のやっている事業に出資しませんかね。」

 

 

 

 

※この話は、実話を元に若干の脚色しています。

 

 

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(Paul N)