110845449_35ad64fa58_z「かわいがられる力」と聞いて、あなたは何を想像しましたか?

上司に媚びること?

 かわいい後輩を演じること?

 元の人格・キャラクター次第?

色々な考えがあります。しかし、こう思うのではないでしょうか。 

「媚びるなんて嫌だ!」

「自分の実力で評価してほしい!」

「どうせ人によるでしょ」

そうですよね。

私も上司に媚びて思ってもいないことを言ったり、かわいい後輩を演じたり、なんでそんなことする必要があるの?と思います。そんなことするなら、もっと本質的なスキルを伸ばして認められたほうが絶対いい!って。

 

ですが、「かわいがられる力」というのは「媚びる力」のことではありません。むしろ、そう思っている人にこそ、「かわいがられる力」について知ってほしいと思います。

 

 

かわいがられる力とは

学校や会社でやたらとかわいがられる人、いますよね。

かわいがられる=媚びる=悪といった方程式を持っている人からすると、かわいがられている人に対してあまりポジティブな印象をもっていないと思います。

 

もしかすると、その人は本心で先輩のことを褒めていないかもしれません。

もしかすると、自分に嘘をついて媚びているだけなのかもしれません。

 

ですが、先程も言ったように、かわいがられる力とは、媚びる力のことではありません。そのような表面的にちやほやされるかわいがられ方ではないのです。

本当のかわいがられ方というのは「期待」が入っているものです。

 

 

かわいがれるポイント 

会社以外の趣味のグループなどでかわいがられている人を分析すると、

・  いつも笑顔でポジティブ

・  周りを明るくする

・  明るい

などの特長があります。ですが、会社でかわいがられる人は、上記の特長に加えて、

・  一生懸命

・  最後まで諦めない

・  上昇志向

が特長として加えられます。

趣味のグループや友達通しの集まりは、楽しく過ごすことが目的なので、その目的を達成できる人がかわいがられるというのはなんとなく分かりますよね。

ですが、会社は楽しく過ごすことを目的としていません。もちろん楽しければなおいいと思いますが、一番の目的は任された仕事を達成し、プロジェクトを成功させることです。

そして、そのためには「一生懸命頑張っているので期待が持てる人」の方が頑張らない人よりも評価が高くなるというのは自明だと思います。

 

 

かわいがられる人は「応援したくなる人」

このように考えると、かわいがられる力とは、「応援されやすい力」だといえます。目標に向かって努力している人。一生懸命努力しているところが見えると、人は応援したくなります。

 夏の高校野球。甲子園。自分とは全く関係のない学校の選手。ドキュメンタリーなのでその人のストーリーを知って、この日までにすさまじい努力をしていたということを知る。

さっきまではどっちが勝ってもいいや、と思っていたとしても、その人のストーリーや努力を知った途端、応援したくなりませんか?

最初にかわいがられる力には「期待」が入っていると言いました。努力をしている人をみると私たちはその人が創りだす未来をみてみたいと期待するものだからです。

 

 

かわいがられるには 

では肝心な、かわいがれるためには何をすればいいのか。初めにも言いましたが、これは媚びることではありません。

かわいがられるためには、「期待」をつくりだすには

「創りたい未来の共有」

「一生懸命さ」

の2つが必要です。

期待は未来に対するもの、そして達成する可能性は一生懸命さが必要だからです。

自分創りたい未来、達成したいことを共有して、そしてそれに向かって一生懸命努力している人。かわいがられる人、応援したくなる人とはそのような人です。

だから、会社でかわいがられるには、会社や上司のビジョンを共有し、それに向かって一生懸命やることが重要だと思います。

逆にこれがないのにヘンにかわいがられようとすると、媚びることになります。

 

個人的にも、自分の夢を周りに発信しはじめると、その夢を応援してくれたり、情報をくれたり、人を紹介してくれる人が現れたりするようになりました。

創りたい未来を明確にし、それのために必要なことを自分で細分化できれば、そこに対する必要なアプローチをするためのきっかけを、周りの人からもらえます。

そして、本気が伝わっていればいるほど、親身になってサポートしてくれる方が増えます。

 

これが、かわいがられる力だと思うのです。

 

 

ライター:海地 円香

農業×ITで農業を世界で1番かっこいい仕事にしたい大学3年生。 IT系を中心に10社以上のインターン経験有り。 長期インターンでは広告を担当。 マーケティング、ブランディング、コピーライティングが大好き。

 

 

 

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 (Photo:Ren Kuo)