”3Dプリンタでこしらえた頭蓋骨を人工移植”など、信じられないような話まで現実となってきた、何かと話題の3Dプリンタですが、本当にこれが各家庭に一台ずつあるような状況になると、相当世界は変化しそうです。たとえば
- 100円ショップで売られているようなものは、基本的に全てデータをダウンロードして、その場でプリンタが作成してくれる
データさえ、設計情報さえあれば相当程度複雑なものでも、家庭でできてしまう。小売店はますます必要でなくなりますね・・・。
「実物を見たい」という人もいると思いますが、最近では、オンライン上で服を買うことに、抵抗のない人も増えています。ので、「店舗」は展示場としての役割になりそうです。
- 設計能力さえあれば、極めて小さい単位で「製造業」を始めることができる
以前の記事で紹介した「メイカーズ」という本で主張されている内容です。現在ではインターネットは「情報」のやり取りしか出来ませんが、3Dプリンタは擬似的に物質をやり取りできる。
これって、よく考えると「物質を転送する」ことと全く同じ事ですね。「スタートレック」という有名SFドラマに「転送機」というものがありますが、現実がSFに追いついてきたような気がします。
で、ちょっと考えたのですが、「スタートレック」の中に、料理をつくる機械があります。「レプリケーター」という転送機の一種なのですが、これ、3Dプリンタで応用できたらすごいですよね。
「ピザ」を注文したら、アツアツの焼き立てピザを、3Dプリンタがその場で作ってくれる。
ある意味、究極かも・・・。