3213233094_603e19a19b_zお金がほしい動機は人それぞれだ。そして、多くの場合その人の人生観を表す。

 

【ある起業家の場合】

私はお金がほしい。

お金がもっと、もっと欲しい。

 

といっても、贅沢品を買ったり、美食の限りを尽くしたり、といったことにはあまり興味が無い。クルマも家も、別に欲しいとは思わない。

特に贅沢な旅行をしたいということもないし、風俗やギャンブルにも全く興味がわかない。私が興味を持てるのは、そんなくだらないコトではない。

 

私がお金がほしいと思う理由は、ただひとつ。

お金があれば働けるから、それしかない。

  

逆だろう?と思ったアナタ。それは正しい。普通は「お金がほしいから働く」だろう。

だが、私は敢えて言おう。「働きたいから、お金がほしい」のだ。

 

何にお金をつかうか。

それはシンプルな使いみち、すなわち「事業をつくる」ことにお金をつかうのである。事業で遊びたいのだ。

だが事業には元手がいる。

もちろん大金でなくても構わない。小さい元手でも事業は作ることができる。極端な話、自分で編み物をして、それを売っても事業といえる。

だが、元手が大きければそれだけ選択肢は広がる。webサービスを作っても良いし、小型センサーを開発することもできる。極端な話、ロケットや人工衛星を作ることだって、元手があればできる。もっと面白そうな遊びができる。

 

だが、事業を作ったとしても、手元のお金を使い切ってしまえば、その事業は辞めざるをえない。もう遊ぶことができないのだ。

だから、遊び続けるためには利益をだす必要がある。それも、十分な利益が必要だ。利益が出ていなければ、環境の変化で容易にその事業はなくなってしまう。

だから、本来利益なんぞどうでも良いが、しぶしぶ利益をたくさん出さなくてはいけない。遊び続けるためにはお金がいる。

 

本質的にはビジネスは単なる暇つぶし、よく言っても所詮はゲームだ。

だが、こんなに面白いゲームは他にはない。どんなに任天堂のゲームが良く出来ていても、これ以上の興奮と感動をもたらすゲームは他にはない。

そしてゲームをやるためにはお金が必要だ。多くの人に、自分のゲームに参加してもらうためには、お金が必要だ。

 

もちろんゲームを辞めることもできる。事業をやるはずのお金で田舎に土地を買って、自給自足で暮らせば良い。それはそれで厳しくも楽しい人生なのかもしれない。

だが、私にはまだ数十年という長い年月が残されている。それを引退した身で過ごすのは、些か気が進まない。

 

 

私はお金のために働くのはまっぴらごめんである。そんなことをするくらいなら、自給自足のほうがマシである。

だが、ゲームはしたい。ゲームは大好きだ。そのためにはお金、元手、利益が必要だ。

私はそのために日々、お金を求める。

 

 

 

 

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