優れたリーダーに学歴は関係ない、とGoogleが言っている。
”優れたリーダーに学歴は関係ない。Googleが自社社員をデータ分析して得られた意外な知見
Googleで成功を収めている社員は、「仕事に対する使命感を強く持ち、個人の自主性を実感している」人物であることがわかっています。”
(Life hacker)
少し社会人をやったことのある人はあたりまえだと思っていることを、Googleが言っているだけなので、「今さら」という感があるが、おそらく事実だろう。
前職で訪問した会社はおそらく1000社を超えていたと思うが、学歴と、仕事の能力とはあまり関係がなかったように感じる。(もちろん、専門的知識の領域では、長く勉強している人が有利なのでそうとも言い切れない)
なぜそのようなことを思ったかといえば、上にもあるように仕事は「自主性」を求められるからだ。
言われなくてもやる、言われたこと以上のことをやる、そういった能力は頭の良さというよりはむしろ、気遣いのレベルだからだ。
学歴の高い人達はよく言われるように事務処理能力は間違いなく高い。必要な調査をおこない、資料を作り、プレゼンテーションする、そういった「言われ仕事(と私は読んでいた)」のクオリティには学歴と相関があったように感じる。
しかし、「言われ仕事」だけやっていれば済むのはせいぜいヒラ社員、主任クラスまでである。それ以上の職位になれば、自主性を持ち、一定の考え方を持って動く必要が有るため、仕事の出来不出来は学歴との相関はあまり無いようだった。
実は、なぜ「学歴」と「自主性」が関係ないのかということを考えてみたことがある。
ここからは私見だが、おそらく「自主性」とは、「勇気」のことだからではないかと思う。「勇気」は学校で学ぶものでなく、日々それを発揮することで体得する、習慣のようなものだ。
実際、仕事に勇気が必要なシーンは多い。「上司に具申する」「新しいことをはじめる」「部下を評価し、悪いことも言う」「クレームに率先して対処する」「部下に注意をする」「人に任せる」など、すべて勇気を必要とする。
もちろん仕事のできない人に勇気がない、と言っているわけではない。
だが、「勇気」のある人に付いて行きたいと思うのは人の性であり、当たり前のことだと思う。リーダーとは、まさにそういう人のことを指すのだ。
そんなことを思い出したGoogleのレポートだった。