Googleは、大量のデータを分析することに長けていますが、ニューヨーク・タイムズの記事にAdam BryantというGoogleの人事のお偉いさんが、面白い分析結果を出しています。
その中で、個人的に注目に値するのが
1.謎かけは無意味
ゴルフボールはいくつ飛行機に入るか?であるとか、マンハッタンにガソリンスタンドはいくつあるか?(How many golf balls can you fit into an airplane? How many gas stations in Manhattan?)などの論理的思考力を試す問題は、「完璧に時間の無駄」だそうです。
一時期、上のような本が流行ってましたが、意味なかったんですね。Googleによれば、「謎かけは、面接官が頭が良さそうに見える」以外の効果はない、と言っています。下のような本も、一緒ですね。
2.大学の成績と、その人の優秀さとは無関係
会社に入ると、大学とは全く違う仕事のやり方が求めらるので、成績はあまり関係ないそうです。大学は、教授が「こういう答えがほしい」と指示を出す世界ですが、ビジネスは「答えがない世界」なので、その世界で動ける人が欲しいとのこと。
3.面接に上手い下手は無い
候補者の入社してからの成績と、面接官には、完全に相関がなかったそうです。つまり、「面接に上手い下手は無い」ということです。誰がやっても同じ、ということなので、今はルールを決めて、面接官の自由にさせないような面接をしているみたいです。
Googleは、リーダーシップを詳細に研究しています。
個人的にも、実態のない「リーダーシップ」というものを、数値で分析することは重要だと感じます。なにせ、「測れないものは改善できない」というのは製造業においても常識ですからね。
今後のGoogleの採用動向について注目です。